小学生の子ども連れで中国旅行は可能?実体験からの結論

結論から言うと、小学生の子どもを連れての中国旅行は可能です。

ただし、日本の国内旅行の延長として考えると負担が大きくなります。

実際に感じたのは、「危険かどうか」よりも「旅行スタイルが合うかどうか」が大きく影響するという点でした。

向いているのは
・環境の変化に強い子
・多少の不便を楽しめる家庭
・予定通りに進まなくても焦らない親

逆に負担が大きくなりやすいのは
・潔癖傾向が強い
・食事の好き嫌いが極端に多い
・スケジュール通りに動きたい家庭

では実際に、子ども連れで中国旅行をした場合、どこが負担になり、どこは問題にならなかったのでしょうか。


子どもを連れて海外旅行に行くと聞くと、体調・食事・トイレ・長距離移動などがまず心配になりますよね。

特に中国の地方都市では、日本と環境が大きく異なります。

2010年当時、私は北京に留学中で、娘も一緒に生活していました。

長期休みを利用し、当時8歳だった娘と雲南省を8日間かけて巡る中国人向け団体ツアーに参加しました。

中国で生活していたとはいえ、地方への旅行は別の不安があります。

高地での体調、長距離移動、食事やトイレなど子どもに無理はないのか、出発前は悩みました。

この記事では、実際に子どもと参加してわかった

・高地での体調への影響
・長距離移動の負担
・食事とトイレへの対応

を中心に、「小学生を連れて中国旅行は現実的に可能か」を体験ベースでまとめています。

これから子どもを連れて海外旅行を考えている方の判断材料になれば幸いです。

雲南省8日間の旅行ルート|子ども連れで回った実際の行程

子ども連れでこの行程が現実的かどうかを判断する材料として、あえて具体的に書いています。

今回参加したのは、中国・雲南省を巡る8日間の団体ツアーでした。

北京から飛行機で昆明へ入り、そこからバスで移動しながら

・昆明
・大理
・麗江
・玉龍雪山(高地観光)
・シーサンパンナ

といった地域を回る行程です。

いわゆる「子ども向けに配慮された旅程」ではなく、大人中心の観光行程に子どもが同行する形でした。

都市観光だけでなく長距離のバス移動や標高の高い場所への観光も含まれており、子どもにとって負担が大きくなりやすい内容でした。

その環境で、小学1年生の子どもが実際にどうだったのかを以下で詳しく書いていきます。

実際のツアーの様子や各地の雰囲気については、写真付きの旅行記で詳しく紹介しています。
雲南省8日間の旅行体験記を見る

子どもは高地でも大丈夫?玉龍雪山での体調の実際

娘は多少疲れた様子はあったものの、今回の行程では高山病といえる症状は出ませんでした。

玉龍雪山ではロープウェイで一気に標高の高い場所まで上がります。

山の上では空気の薄さをはっきり感じ、少し歩くだけでも息が上がりました。

大人でも普段とは違う体の反応があります。

高地で重要なのは、観光を急がないことです。

景色を楽しむより「ゆっくり動く」ことを優先し、休憩を多めに取るだけで体への負担はかなり変わると感じました。

長時間のバス移動は子どもに負担?実際に大変だったこと

雲南省の観光は都市間の距離が長く、バス移動が数時間続くこともあります。

子どもにとってはこれが一番の負担だったと思います。

途中で退屈してしまうこともありましたが、同じツアーの参加者が声をかけてくれたり、お菓子を分けてくれたりして、車内は和やかな雰囲気でした。

子どもはこのような人との関わりが印象に残ったようでした。

それでも長時間座り続けるのは疲れるので、飲み物や軽いおやつ、簡単に時間をつぶせるものを用意しておくと安心です。

中国の食事は子どもでも食べられる?困った点と対策

食事については、それほど心配していませんでした。

娘はすでに北京での生活に慣れており、日常的に中華料理を食べていたからです。

実際、辛い料理は食べられませんでしたが、白ごはんや卵料理、野菜料理などは問題なく食べていました。

完全に初めての味ではなかったことが大きかったと思います。

逆に、日本からそのまま来た場合はここが一番大きなハードルになると感じました。

子ども向けメニューがあるわけではないため、「何を食べさせるか」を常に考える必要があります。

中華料理や中国の香辛料に慣れていない状態の場合は、食事の準備を日本以上に意識しておいた方が安心です。


そして、子ども連れの場合は「食事が合うか」と同じくらい気になるのが、現地の環境や安全面だと思います。

海外では現金をどのくらい持つべきかも悩むところです。観光地ではカードが使える場所も多く、現在は両替を最小限にして移動する方法も一般的になっています。
海外での支払い方法については、こちらで具体的に解説しています。
▶︎ 海外旅行の現金準備はWiseカードで!両替不要・手数料もお得!

当時の行程で危険を感じる場面はありませんでした。

観光地は人通りも多く、子ども連れだからといって特別に不安を覚える状況もありませんが、子どもとは必ず手をつなぐことや、夜遅くまで行動することは避け、明るい時間帯を中心に動くようにはしていました。

そのうえで、気を配ったのは、次に書くトイレ環境です。

中国のトイレ事情|子ども連れで困ったことと注意点

中国の観光地でも、日本と同じ設備のトイレは期待しない方が安心です。

場所によっては設備が簡素で、子どもだけで利用するのが難しい環境もあります。

紙がないことが多いため、ポケットティッシュは必ず携帯していました。

また、仕切りが低い、鍵が壊れているといった状況もあり、子ども一人で行かせるのは難しく、必ず付き添うようにしていました。

子どもにとっては慣れない環境なので、トイレに行ける場所を見つけたときに早めに声をかけることが重要です。

海外トイレあるあるですが、中国にも洋式トイレで便座のないトイレがあります。
そんなときは上記のグッズが役に立ちます。
このグッズの使い方を解説したのがこちらの記事です
女性も立ちしょんできれば登山・災害時・渋滞に役に立つ!グッズ使用方法を詳細に解説!

子連れ中国旅行の準備|旅行で意識したこと

特別な装備を用意したわけではありませんが、「無理をさせない」ことを最優先に行動しました。

疲れていそうなら予定を詰め込まない、歩く速度を合わせる、休憩を多めに取る――観光の効率より体調を優先するだけで、子どもの負担はかなり軽くなります。

また、予定通りに動けないことを前提に考えておくと、親の気持ちも楽になります。

海外では予想外のことが起こりやすいため、「できたらラッキー」くらいの気持ちでいる方が安心でした。

もう一つ、出発前に悩んだのが現金の準備でした。
当時は多めに両替して持参しましたが、現在は海外旅行用のデビットカードを使う方法もあります。実際に私が調べて申し込みを検討した理由は、こちらの記事でまとめています。
▶︎ 評判のWISEデビットカードってどうなの?海外旅行前に申し込みした理由とカードのメリット

子連れ中国旅行の持ち物|実際に役立ったもの

ポケットティッシュ・トイレットペーパー

中国ではトイレに紙が備え付けられていないため、これは必需品でした。
多めに持っておくと気持ちにも余裕が生まれます。

ウェットティッシュ

食事前に重宝しました。
屋台や移動中の軽食のときにも使え、衛生面での不安を減らしてくれます。

小さなおやつ

長距離移動のバスの中で一番役に立ったのがこれでした。
食事の時間が遅れることもあり、慣れない料理が続いたときの保険にもなります。

常備薬(整腸剤・解熱剤)

実際に使う場面はありませんでしたが、持っているだけで安心感が違いました。
すぐ薬局に行けない場所を移動することもあるため、特に地方を回る旅では重要だと感じました。

小さな暇つぶしグッズ(折り紙・ノート・シールなど)

子どもが退屈した時に使えるちょっとしたものを持っていると、子どものストレス軽減につながります。

持ち物以上に大切だったのは、環境に合わせて予定を調整できる余裕を持っておくことでした。

子ども連れで中国旅行は危険?現地で感じた安全性と人の印象

印象的だったのは、子どもに対してとても親しみを持って接してくれる人が多かったことです。

ツアー参加者が声をかけてくれたり、食べ物を分けてくれたりと、気にかけてもらう場面が何度もありました。

子どもを通して自然に会話が生まれ、距離が縮まっていったように感じます。

大人だけで旅行していたときとは違う交流があったのは、子連れならではの経験でした。

子連れ中国旅行が向いている家庭・向かない家庭|最終まとめ

小学生の子ども連れでも中国旅行は可能かという問いに対しては、「準備と心構えがあれば現実的に可能」というのが今回の答えです。

もちろん日本と同じ快適さではありませんが、少しペースを落として行動すれば、無理なく続けられる旅だったという印象です。

帰国後に娘へ「何が一番楽しかった?」と聞くと、返ってきたのは景色でも町並みでもなく、シーサンパンナで動物と触れ合ったことでした。

親にとっては移動や体調管理を意識した旅でも、子どもにとっては「遠くの国で普通に遊んだ経験」として残っていたようです。

子連れでの中国旅行は、誰にでも気軽に勧められるものではありません。

ただ、多少の不便さを受け入れ、予定に余裕を持たせれば成立する旅でもあります。

なお、この旅は2010年の体験です。

当時はスマートフォンも一般的ではなく、翻訳アプリや地図検索もありませんでした。

現地の情報も事前に詳しく調べることは難しく、実際に行ってみないと分からないことも多かった時代です。

現在は2026年。

地図アプリや翻訳機能、口コミ情報も充実し、必要な情報は事前にかなり把握できるようになりました。

移動手段の確認や食事場所の検索もしやすくなり、当時よりも準備の自由度は確実に高くなっていると思います。

だからこそ、子連れの海外旅行は特別な挑戦というより、「条件を整えれば現実的な選択肢の一つ」になっているのかもしれません。

今回の経験から、子連れ海外旅行で重要なのは「完璧な計画」よりも「調整できる余裕」だと感じました。

予定を減らせる余白を作っておくだけで、旅の難易度は大きく下がります。

子どもが小さいから海外旅行は無理と決めつける必要はない、と感じた旅でした。

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