出雲大社・稲佐の浜の巡礼ガイド|御砂の交換方法と参拝手順を体験レポート
両親のダイヤモンド婚(結婚60周年!)を記念して、両親・姉家族・私の家族とともに訪れた出雲の旅。
出雲大社から徒歩10分のホテルに泊まり、初日は日中、そして翌朝は早朝参拝へと出かけました。
この日中の参拝で偶然にも「参拝の順番」や「御砂のいただき方」を知ることができ、参拝の流れそのものがまるで奇跡のような導きに感じられました。
この記事では、出雲大社で御砂をいただくための順序や参拝ルート、そしてそのときに感じた特別な体験を、写真や感想を交えながらご紹介します。
これから出雲大社を訪れる方にとって、参考になるリアルな体験記です。
出雲大社の御砂とは?|交換方法と意味・正しい手順を解説

出雲大社は「ご縁結びの神様」として有名ですが、実は「御砂」もいただけるのです。
しかし、この御砂は誰でも自由に持ち帰ってよいというわけではありません。手順があり、その手順に沿って「交換」という形でいただくのが、本来の姿です。
では、どこで、どのような流れでいただけば良いのでしょうか?
まずは、御砂が置かれている場所と、交換方法についてご紹介します。
素鵞社にある御砂とは?どんな効果があるの?
出雲大社の境内には「素鵞社(そがのやしろ)」という社があります。その床縁下には、木箱に入った「御砂」が置かれており、参拝者はここで砂をいただけます。
この御砂は古くから「魔除け」や「清め」の力があると信じられてきました。
たとえば
家の四隅に埋めたり、玄関先にまいたりして、外からの悪い気を防ぐ
お守り袋に入れて常に身につける
といった使い方があるそうです。
ただし、ここでの御砂のいただき方には決まった手順があり、持参した砂を箱に納めたうえで、新たに御砂をいただくという形式になっています。
前日の参拝時、私はその場で砂を持っていなかったため、何もせずに素通りしてしまったのですが……その後、思わぬ展開が待っていました。
御砂のいただき方|稲佐の浜の砂を持参する理由とは
日中に参拝したとき姉が偶然出会った地元の友人が、神社や参拝のマナーに詳しい方で、「出雲大社に行く前にまず稲佐の浜へ行くべき」と教えてくれたのです。
稲佐の浜は、神々が出雲に集まる際にお迎えする場所で、まさに「神迎え」の場。
ここで砂をいただき、それを持って出雲大社へ参拝し、素鵞社で交換するのが御砂をいただく手順なのだそうです。
出雲大社公式HP
よくあるご質問:「御砂」を持ち帰ることができる御社はどこですか?
稲佐の浜の早朝参拝|砂をいただく神聖な時間

翌朝5時半、まだ空がほんのり白む時間帯に、稲佐の浜へ向かいました。
波の音だけが響く静かな浜辺。弁天島に祀られた小さな社に手を合わせてから、砂を少しだけいただきました。
清々しく澄んだ空気と、少しひんやりとした砂の感触。なんとも言えない神聖な気持ちに包まれながら、いよいよ出雲大社へ向かいます。
出雲大社の参拝ルート|御砂をいただくまでの流れ

出雲大社で「御砂」をいただくには、ただ拝殿を参拝して素鵞社で交換するのではなく順序をふまえて境内を巡ることが大切です。
今回の参拝では、姉が偶然出会った地元の友人から参拝ルートを教えてもらい、その流れに沿って丁寧に歩んでみました。
以下に、その参拝ルートと体験を、順を追ってご紹介いたします。
勢溜の鳥居 → 祓社 → 祓橋 → 手水舎

出雲大社の正面にそびえる「勢溜(せいだまり)の鳥居」から境内へ。この鳥居を超えるとご神域です。
鳥居の前で一礼し、心を整えてから進みます。
まず訪れるのは「祓社(はらえのやしろ)」。
ここでまず日々の穢れを落とし、心身を清めます。
祓社で心身を清めた後は、「祓橋(はらえばし)」を渡ります。
この橋を渡ることで、俗世との境界を越え、より神聖な空間へと足を踏み入れることになるのでしょうね。
さらに、境内の手水舎(ちょうずや)で手と口を清め、心を落ち着かせていきます。
これらの清めの所作を丁寧に行うことで、神様の前に立つ心構えが整っていくのを感じます。
朝の静けさの中で、一つひとつの動作に集中する時間は、自分と向き合う貴重なひとときでもありました。
拝殿と八足門そして参拝マナー

拝殿では、出雲大社独自の「二礼四拍手一礼」で参拝。
その後、八足門の前に立ち、本殿へ向かって参拝します。
出雲大社では御本殿周辺にも御社殿がありますが、参拝方法はすべて「二礼四拍手一礼」です。
出雲大社の本殿は、大社造りならではの堂々とした佇まいで、荘厳さと歴史の深みを感じさせる建築です。
どっしりとした雰囲気が漂い、歴史と格式を肌で感じる瞬間でした。
素鵞社での御砂の交換と裏手の岩に込められた力

そして素鵞社でも「二礼四拍手一礼」で参拝します。
その後右手奥に進むと床縁下に箱が見えます。
稲佐の浜でいただいた砂を、床縁下の箱にそっと納め、その場で新たな御砂をいただきました。
一連の流れに丁寧に向き合うことで、参拝の意味をより深く実感する時間になりました。
また、素鵞社の裏手には大きな岩があり、ここが強力なパワースポットなのだそう。
この岩は八雲山の一部で、八雲山は「蛇山」とも称されてきたそうです。
出雲大社の公式HPでは
蛇は、古より豊穣をもたらす土地・水に関わる霊格が仰がれています。
また、蛇は脱皮を繰り返し成長することから蘇生・再生の象徴ともされます。
「蛇山」とも称し敬仰される八雲山から大きな御力をいただかれ、幸縁の日々をお暮しになりますようお祈り申し上げます。
と書かれているように、この岩は神聖なエネルギーが宿っている場所として信仰されています。
私もその岩に手を触れ、神聖なエネルギーを少しわけていただきました。
御神座正面拝礼所からの朝日|すべてが繋がった奇跡の瞬間

素鵞社の後は、十九社を参拝。
ここは神様たちが旧暦の10月に出雲に集まるときのお宿です。
その後、「御神座正面拝礼所」へ。実は、出雲大社のご神体は西を向いて鎮座されています。
そのため、この場所からだけご神体を正面から拝礼できるのです。
真正面からご神体に手を合わせることができる貴重なポイントです。
その拝礼を終えたその時、東の山の端から朝日が昇ってきました。
姉が偶然出会った友人からのアドバイスがきっかけで、御砂の準備から参拝の順序まで知ることができた今回の参拝。
そしてこの朝日。
そのすべてが導かれていたかのように、ぴたりとタイミングが合ったことに「今ここで、こうして参拝するために用意されていた」ように感じました。
出雲大社の御砂をいただく際の注意点とマナー

御砂をいただく際のマナーをまとめます。
・御砂の交換には、稲佐の浜でいただいた砂を持参すること
・箱の中に自分の砂を納めてから、新しい砂をいただくこと
・持ち帰った御砂は、自宅のお守りやお清めとして大切に
・参拝はあくまで「感謝」と「敬意」の気持ちを持って行うこと
【まとめ】出雲大社を訪れるなら、朝の時間帯が断然おすすめ

早朝の出雲大社は、空気が澄んでいて、人も少なく、とても静かでした。
神様との距離がぐっと近づくような感覚を味わえます。
もし時間に余裕をもって参拝できるなら、まずは稲佐の浜に行って御砂を準備してから行ってみてください。
出雲大社はご縁結びの神社。
みなさんに素敵なご縁がありますように。
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