ウロコインコの体重変化|挿し餌から一人餌までの記録

ウロコインコは、その成長とともに挿し餌から一人餌へと移行していきますが、初めて育てる方にとっては「どれくらい食べさせればよいのか」「体重の増減はどう判断すればいいのか」など、不安が尽きないものです。

私も初めてウロコインコを飼育することになり何冊も本を読みましたが、挿し餌の時期の体重について詳しく書かれた本はなく、ネットでいろいろ調べました。

ネット情報をもとになんとか育てあげましたが、同じようにウロコインコ挿し餌の体重変化の情報を求めている方は多いでしょう。

そのような方のために我が家のウロコインコ・晴の体重変化について記録したので、ウロコインコの挿し餌の体重変化について具体的に知りたい方はぜひお読みください。

日齢ごとの挿し餌回数と体重変化

生まれて33日目のウロコインコをお迎えしました。

もともといた小鳥屋さんではチューブでの給餌でしたが、私はチューブでは怖いのでスプーンの予定です。

初日はスプーンにもなれず、環境が変わりそれにも緊張して、ほとんど食べませんでした。

お迎え2日目の34日齢から、一人餌になり様子を見ていた56日齢までの体重変化を詳しく紹介します。

34~36日齢

回数:1日4回

まだまだ晴は緊張している状態です。

緊張して鳴きもしないので、そのうの状態を確認し、空っぽになっていれば次の挿し餌を与えました。

挿し餌の作り方ポイントは温度と粘度

挿し餌の作り方のポイントを紹介します。

もしも食いつきが悪いのならば、温度や粘度を見直してみてください。

温度:与える前に必ず温度をチェックしてください。

人肌程度(約40℃)が適温です。

この適温を守らないと食いつきが悪く、さらに冷めすぎると消化しにくくなります。

逆に、熱すぎるとやけどします。

粘度:最初の頃(若い雛の場合)はスープ状(ポタージュやそれより少し緩い程度)に仕上げます。

少し成長したら少し濃いめに調整できます。

最初私はちょっと水分が少なめに(濃い目に)作っていたため、余計に晴が食べにくかったのではと、あとから思いました。

挿し餌のスプーンはプラスチックよりも、上記のようなステンレス製の方が薄くてあげやすいです。

37~41日齢

回数:1日4回

37日齢

我が家にきて5日目くらいから、お腹がすいたら鳴きだしはじめました。

やっと、緊張がとけてきたのでしょうね。

そして、今までは2口程度しか食べなかったのですが、3口以上食べるようになりました。 

実は小鳥屋さんでは挿し餌は1日2回でした。

さまざまな本を読んだのですが、この時期は挿し餌は3回でいいというのが多かったです。

しかし私は小さい時期にできるだけ栄養を与えてしっかりした身体を作りたく、また晴が1回の食べる量があまり多くなかったこともあり4回にしていました。

食べるかどうかわかりませんが、一人餌の練習として一応ペレットや粟穂も晴のいるプラスチックケースの中に入れておきました。

39日齢

この日の途中から晴のフードをケイティからtery’s birdsさんオリジナルヒナ用フードに変更しました。

羽ばたきの練習もはじまります。

41日齢 

ケージデビューしました。

ウロコさんなので、ケージサイズは46.5×46.5です。

42~49日齢初飛行まで

回数:1日2~3回

挿し餌の量を減らしつつ、自分で食べる練習を進めます。

42日齢 

ウロコインコがだいたいいつ頃一人餌になるかですが、ネットなどの情報を調べた結果50日齢ごろのようです。

挿し餌は水分が多いですよね。

そのためある程度の日齢をすぎれば、いくら挿し餌を食べても大きくならないそうです。

こんな情報を知ると、スムーズに一人餌に移行できるようにしなきゃと思います。

その準備として朝の挿し餌の時間を遅らせました。

お腹がすいたので仕方なくシードやペレットを食べるという状況になることを期待して。

ペレットもさまざまな種類があります。

43日齢

昨日は朝の挿し餌を遅らせて、1日3回でしたがその反動で今日は朝から「お腹すいたー」と鳴きだしました。

お腹がすいて泣いたらあげるという結果、今日は4回の挿し餌となりました。

44日齢

この日も、お腹すいたと鳴きだしたら挿し餌をあげるパターンで、6:30、11:30、17:00というペースでした。

羽ばたきの練習はしていますが、まだ初飛行とはなっていません。

46日齢

サフラワーなどは硬いのか、なかなか割れないようです。

47日齢

シードの皮をむくのに苦労していたため、ペレットをあげてみました。

キラピピという国産のペレットで、サクサクとしているため幼鳥でも簡単にかみ砕け、食べやすいようです。

49日齢初飛行

初飛行成功!

止まっているところから30cmくらい離れたところに手を差し出して「おいで」というと飛んできました。

挿し餌は1回めが朝6:50、2回めが16:30です。

その間にお腹すいたと鳴いたときはペレットを差し出す作戦です。

危機管理のためにも、いろいろなペレットに慣れさせておくのが大事です。

50日齢~51日齢初飛行から一人餌になるまで

回数:1日2回

50日齢

この日も朝と夜の2回の挿し餌です。

実はケージにバードテントを設置していたのですが、あまりにもテントに入っており、お腹がすいてもバードテントの中で鳴くほど。

そのため一時的に、昼間はバートテントを撤去しました。

これでもっと積極的に自分からシードやペレットを食べてくれたらいいのですが。

51日齢

セキセイさん用に持っていたキラピピというペレットの小粒を、ウロコインコもよく食べています。

よく食べているのを見ていたので、夜は挿し餌をしなくてもいいかもと思っていましたが、体重をはかると64gだったため挿し餌をしました。

あっさりと52日齢から一人餌

なんと、52日齢からあっけないほどあっさりと一人餌に移行しました。

ただ、一人餌になったものの体重が落ちていないかチェックして数日間は様子見です。

52日齢

朝の体重が63g。

その後シードとキラピピを混ぜたものをあげると、それを一生懸命に食べだす晴。

びっくりするくらいずっと食べていて、14時で66g、16時で69gでした。

キラピピはサクサクしていて、小粒タイプのをあげているので食べやすいのだと思います。

今日は水を飲む練習もしました。

53日齢

朝の体重が62g。

13時は65g、15時には67gだったのでこの日も差し餌はなしです。

晴はとにかく「キラピピ」が大好き。

キラピピがなくなれば食べるのをやめるし、追加すればまた食べはじめます。

今回あっさり一人餌に移行できたのはキラピピのおかげだと思っています。

54日齢

朝の体重は64g、15時で61g、16時に66g。

15時の時点で体重が減っているのは、私が午前中出かけておりケージの外に出していないためです。

もちろんケージの中にもペレットを置いていますが、ケージの外で食べるのが好きなようです。

16時の時点で朝の体重よりも重くなったので、今日も挿し餌なしでした。

ここで問題が。

キラピピが底をつき、注文したのですが届くのが明日。

間に合うかな?

他のペレットやシードはたっぷりありますが、食いつきが違うので間に合ってほしいです。

55日齢

朝の体重が61g。

少し体重が落ちたのが心配です。

15:30に64g。

このまま様子を見ようと思います。

心配していたペレットは無事届き、午前中に郵便局に取りにいきました。

56日齢

朝の体重が57g!少ない!

このまま様子を見ていていいのか挿し餌をした方がいいのか、tery’s birdsさんに確認してみることに。

晴はtery’s birdsさん出身ではないのですが、tery’s birdsさんのオリジナルヒナ用フードやシードを購入した時に、フードのことや保温のことで丁寧にアドバイスいただいたご縁がありました。

結果は「挿し餌には戻さないでください」とのことでした。

そして昨日から体重が減っていることについて「なにか違うものをあげませんでしたか?」と。

じ…実は、晴はキラピピの小粒が大好きなのですが、昨日から中型インコさん用の中粒も、小粒に混ぜて出していたのです。

それが体重減少の原因でした。

当分小粒だけにします。

もう挿し餌に戻してはいけないということだったので、52日齢から一人餌確定となりました。

↑こちらはシードです。

ウロコインコ体重変化まとめ

今回ウロコインコ体重変化の例をご紹介したのは我が家の晴だけですが、それでも少しは参考にしていただけるのではと思います。

私の反省点としては、初期の挿し餌の粘度をもう少しサラサラ気味にすればよかったということです。

また、一人餌があっさり成功したのは、我が家の場合はキラピピのおかげです。

ウロコインコとはいえ、まだ子どもなので大き目のシードは殻も割りにくく食べにくそうでした。

また、外国の有名なペレットも与えてみましたが、硬いタイプのもありました。

どのようなペレットを好むのかは、それぞれのウロコインコの好みになるかとは思います。

たまたま、手元にあったペレットが晴の好みにピッタリでラッキーでした。

晴はもうすぐ3歳。

現在の体重は66~70gを行ったり来たりしています。

これからも元気に育っていってほしいと思います。

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