「現実創造」の仕組みがわかる?『タフティ・ザ・プリーステス』の要点をサクッと解説

「どうすれば思ったような現実になるのだろう?」

「現実創造にはなにか仕組みがあって、実現のためにはコツがいるのかな?」

そんなことを考えたことはありますか?

ある日、ふと目に入った印象的な表紙の本。

それが『タフティ・ザ・プリーステス』でした。少し読んでみると、これは『トランサーフィン』の作者による最新作。

過去に『トランサーフィン』を読んだことがあり、面白く記憶に残った本だったので、この本も手に取ってみました。

本書の副題は「世界が変わる現実創造のメソッド」

本の中ではさまざまな具体的なメソッドが紹介されていますが、今回はその中でも特に重要と思われる「気づきの中心点」と「意図の三つ編み」について解説していきます。

現実創造の仕組みを理解して、自分で未来を構築していきたい人は読んでみてください。

まず、前提:この世界は台本の世界

タフティの世界観の根底にあるのは、「人生は映画で、運命は台本のようなもの」という考え方。

つまり、あなたが「こんな人生は嫌だ」「変えたい!」と思っても、それはすでに台本に書かれたセリフに過ぎません。

現実を変えようと躍起になっても、現実とはすでに起こったことなので、そこにフォーカスしても変わらないのです。

目の前の現実にとらわれると、まるで幻想に惑わされているかのように前に進めなくなります。

では、どうすればいいのでしょうか?

タフティは「台本ごと変えましょう」と言います。

今の台本の内容をいじることはできませんが、別の台本に変えることは可能なのです。

その方法を、これから説明していきます。

気づきの中心点とは?

台本を丸ごと変えるためには、「気づきの中心点」という概念が非常に重要になります。

通常、私たちの意識は「内部スクリーン」と「外部スクリーン」に向けられています。

外部スクリーン:目の前の現実に意識が向いている状態
内部スクリーン:考え事にふけっている状態

このどちらかの状態にいると、私たちは自動的・反射的にしか行動できません。つまり、この状態では私たちは無力なのです。

そこから抜け出すためには、「気づきの中心点」に意識を向けること。

気づきの中心点は、内部スクリーンと外部スクリーンの中間地点にあります。

ここに意識を置くことで、両方のスクリーンを同時に見られるのです。

物事がうまくいかないときは、意識が内部スクリーンか外部スクリーンのどちらかに引っ張られ、漂ってしまいがち。

そうなると無自覚になり、無自覚の状態であるならば、どんな行動をしてもその有効性は極めて低くなるのです。

タフティのメソッドを実践する際は、まず「気づきの中心点」に意識を持っていくことが何よりも大切です。

タフティが難しいと感じている人は、この「意識を気づきの中心点に持っていく」というのがそもそもわからないのかもしれません。

私の例を紹介します。

私の感じる気づきの中心点は

頭の斜め上
もしくは
頭頂部のはるかはるか上

です。

人によって、気づきの中心点はここだという場所は変わるのではないかなと思います。

なのであなたの気づきの中心点が、私の場所と違っていても問題ありません。

でも、まったくわからないという人がいたら、とりあえず頭の斜め後ろあたりか、頭上はるか上あたりを「意識の中心点」として想像してみてください。

「意図の三つ編み」とは?

現実を構築するために必要なのが「意図の三つ編み」です。

「なにそれ?」と思うかもしれませんが、大丈夫。簡単に説明します。

まず、復習として、

・現実は台本通りに進んでいる
・「今」はすでに起こったことであり、変えられない

だからこそ、変えるべきは「未来」ということでした。

本書では「前もって現実を構築しておく」と表現されていますが、そのために必要なのが「意図の三つ編み」です。

あなたの後頭部から肩甲骨の真ん中あたりまで、矢のようなものがぶら下がっていると想像してみましょう。

難しく考えなくていいのです。

三つ編みのようなものがぶら下がっていると想像するだけでOK。

体感できる人は体感して、できない人は想像だけで大丈夫。

著者も感覚は人によって違うと書いています。

これが「意図の三つ編み」です。

使い方はシンプルです。

意識を気づきの中心点に持っていく
意図の三つ編みを感じる(もしくは想像する)
三つ編みを少し背中から持ち上げる
三つ編みを意識しながら、思考や言葉、視覚化で「なりたい未来」を思い描く

これだけ。

ポイントは「力まないこと」。

リラックスして、ただ未来を選ぶだけでOKです。

「思考マーカー」でフィードバックを得る

タフティのメソッドでは、フィードバックも重要視されています。

本書では「思考マーカー」という表現が使われており、これは「確認された思考」のこと。

思考マーカーは、実際に起こったことを示すもので、それらを事実として確認するもの

つまり、自分が現実を構築しているという証拠集めをするのです。

最初は小さな変化でOKです。

とにかく自分はできるということに確信を持つために、小さな変化を証拠として集めまくってください。

そのときも三つ編みを使います。

些細なことに注意を払い、変化を見つけたらすぐに三つ編みを起動して喜びを味わいながらその出来事を味わいましょう。

このようにフィードバックをしっかり自覚することによって、新しい自分の状態が手に入ります。

ここで私なりの解釈の、思考マーカーのコツをお伝えします。

「思考マーカーとか言われても、そんな変化なんてわからない」と最初は思うでしょう。

でしたら、なんでもいいんです。

たとえば、三つ編みを起動させて「有名なミュージシャンになる」と未来を選んだとします。

数日後、友人から旅行のお土産をもらいました。

そのときに、「これは自分が未来を選んだから起こったのかも?」と勝手に結び付けて、三つ編みを起動し喜びを味わう。

こうやって、何でもいいので「現実創造の証拠」を集めていくことが大切です。

まとめ

タフティはこう言っています。

すべてが思い通りにならないのは、あなたが自分のちっぽけな内的意図で行動しているから

だからこそ、

気づきの中心点に意識を持っていく
三つ編みを起動させ、外部センターで未来を思い描く
証拠を集め、「思考マーカー」で確認する

これを繰り返すことで、あなたの現実は変わっていきます。

今回は『タフティ・ザ・プリーステス』の基礎部分を解説しましたが、もっと詳しく知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。

他にもたくさん有益な情報が載っています。

あなたも「現実創造」の仕組みを理解し、自分の望む未来を手に入れてみませんか?

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