スペイン・セビージャで本場フラメンコ体験!91歳マエストロと過ごす特別な一日
アンダルシア地方の中心にあるスペイン・セビージャ。
おそらく多くの日本人にとって、スペインといえばフラメンコと闘牛のイメージがあるのではないでしょうか。
そのイメージにピッタリくるのがセビージャという街です。
この街の名前を聞くだけで、フラメンコの情熱的なリズムと鮮やかな衣装、魂を揺さぶる歌声が思い浮かぶ人も多いのでは。
私は今回、そんなセビージャで“ただ見るだけではない”本物のフラメンコ体験をしてきました。
聞く、感じる、出会う──
それは、観光ではなく、音とリズムに包まれる五感で感じる一日でした。
セビージャでフラメンコの先生と再会!旅の始まりは本場の朝食から

この旅の背景を説明しておくと、私は日本でフラメンコを習っていて、そのフラメンコの先生がスペインに行きセビージャに滞在するときに合わせ、希望者がセビージャに現地集合・現地解散するというもの。
生徒限定ということではなかったので、私は姉を誘って参加したのでした。
朝9時、セビージャのスタートはフラメンコの先生ご夫妻との待ち合わせから。
日本にいた私たちが、日本から遠く離れたセビージャで感動の再開です(笑)
向かったのは街角の小さなカフェ。
スペイン式の朝食──カリッと焼かれたトーストにオリーブオイルとトマトをかけ、フレッシュなオレンジジュースを添えて──の予定でしたが…
なんとオレンジジュースは瓶で出てきました。
そんな小さなハプニングもありながらの朝のひとときでした。
セビージャのフラメンコ衣装とマントン専門店で本場の文化に触れる

朝食のあとは、現地のフラメンコ衣装店とマントン(ショール)専門店へ。
本場セビージャでもだんだんとマントンの刺しゅうをする職人がいなくなり、マントン専門店はForondaという1店のみになったそうです。
▶お店のInstagramはこちら
Mantones Foronda
そしてスペインの物価高と円安も相まって、マントンの値段が急上昇!
もちろん物は上等なもので間違いのない品質ですが、値段もなかなかのものです。
マントンを見てみんなのテンションも上がったところで、次はフラメンコの衣装屋さんへ。

店内には、鮮やかな衣装や上品な衣装、可愛い衣装などがずらっと並び目の保養になります。
先生が紹介してくれたLola Azaharesさんでは衣装をトータルコーディネイトしてくれるのだそう。
▶お店のInstagramはこちら
Lola Azahares
衣装を見た後は、ついにマエストロとご対面です!
91歳マエストロのカンテに感動!フラメンコの魂に触れた一日

今回はセビージャで91歳のカンテ(歌)のマエストロであるヘスス・エレディア氏にお会いすることを楽しみにしていました。
日本では決して味わえない、特別な体験だからです。
ヘスス・エレディア氏は長いキャリアを持ち、さまざまな賞も受賞されています。
お会いしてランチを一緒にいただいてお別れするのかなくらいに思っていたら、なんとマエストロご自身がセビージャの街を案内してくれました。

街を散策し、ビール休憩。
その後パエリヤのランチを食べて、16時からはギタリストと約束をしているというバルに連れて行ってくれました。
ビール休憩のときも、ランチのときも、バルでもたくさん歌ってくださって、マエストロ自身が歌が大好きで、歌とともにある人生なんだなと心からそう感じました。
ロマの血を引く彼が披露してくれた歌は、年齢を感じさせない力強さと深みがありました。
たぶんマエストロの人生すべてが、歌の深みになっているのでしょうね…
「92歳になったときはこうしたい」「93歳ではこんな夢がある」と、未来を語って聞かせてくれました。
年齢を重ねても、夢を語れる人。
歌に生き、まだまだしたいことがあるというその姿に、とても元気をいただきました。
セビージャのタブラオで体感!本場フラメンコの圧倒的な迫力

夜はタブラオ(フラメンコライブハウス)へ。
舞台と客席が近く、目の前で繰り広げられるフラメンコの迫力に思わず引き込まれます。
ダンサーの一歩ごとに床が響き、サパテアード(足のステップ)の音が胸にまで届いてくる。
ギターの音と歌声が溶け合い、その場の空気をすっかり変えてしまうような舞台でした。
私も少しフラメンコを踊るからこそ、プロのすごさがよくわかります。
どうやったらあんなに正確に、しかも自然にリズムを刻めるんだろう?
手拍子(パルマ)のタイミングや、踊り手のちょっとした目線の動きまでが舞台の一部になっていて、時間を忘れて見ほれました。
こうしてセビージャの夜はあっという間に過ぎていきました。
ただの観光とはひと味違う、心が動くような体験。
五感をフルに使って本場の空気に触れたことで、これからの私のフラメンコにもいい影響がありますように。
▶公式HPはこちら
La Casa del Flamenco
情熱じゃなくていい。私がフラメンコを続ける理由

セビージャの夜、タブラオの余韻を感じながら歩いていると、昼間にお会いした91歳のマエストロの姿が心に浮かびました。
未来の夢を語りながら、何曲も歌ってくださったあの時間。
その歌声は年齢をまったく感じさせず、生きることそのものが音になっているようでした。
私がフラメンコを習い始めて、14、5年になります。
発表会に出るためでも、上達を目指すためでもなく、ただ自分の楽しみのためだけに踊っています。
リズムは難しいし、ステップも思うようにはいかないけれど、だからこそ面白くて続けてみたくなる。
うまくできなくても、その過程そのものが楽しいんです。
でも、私には即興で踊れるような技術もないし、いつか舞台に立ちたいという情熱もない。
たぶん、これからも“趣味”のままだと思います。
それでもいいと思っています。
情熱じゃなくていい。
フラメンコが、私の暮らしの中にそっと存在していて、心を豊かにしてくれる。
そんな関係がちょうどいいのかも。
こんなふうに自然に長く続いているものがあることに、幸せを感じています。

スペイン・セビージャでのフラメンコ体験は、ただの観光ではなく「心が動く旅」でした。
情熱でなくてもいい、自分らしく続けられる何かがあることが、何よりの豊かさなのだと気づかせてくれました。
スペインではほとんど現金を使いませんでした。
水1本買うのもタッチ決済です。
Wiseカードを作って持っていってたのですが、これ1枚でATMから現地通貨も引き出せ、タッチ決済もできるのでとても便利でした!
ワイズカードとはこんなカード
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【スペイン9日間モデルコースとリアル体験記】フラメンコと世界遺産を巡る旅&実際に起きたハプニング


わたしはフラメンコ3年生。これまでの日常に無かったリズム感に苦戦しながら、フラメンコを続けています。最近、漸く、リズムと身体が一体化できたという経験をしました。そして漸く、フラメンコが楽しいと思えたのでした。だから「リズムは難しいし、ステップも思うようにはいかないけれど、だからこそ面白くて続けてみたくなる。」のことばに共感し、励まされました。「心が動く旅」…わたしの心を前向きにしてくれてありがとうございます😊
コメントありがとうございます!私は10年以上フラメンコしていても万年初心者なのですが(笑)でも続けていられるのは、難しいからこそ楽しいからだと思っています。一緒にフラメンコ楽しみましょう^^