水上マーケットで40バーツのビールが200バーツに
バンコク3日目。
この日は、娘が楽しみにしていた水上マーケットへ行きました。
自力で行く方法もありますが、私たちは送迎付きのツアーに申し込んでいました。
一緒だったのは、2人組のおじさんと男子大学生3人組、そして私たち母娘。
途中でココナツファームにも寄りましたが、特に見るものもなく、私にとってはほぼトイレ休憩でした。
でも、水上マーケットに着いてからはちゃんと楽しかった。
最初はエンジンボートに乗ります。
大きな水路から細い水路へ入り、両側に家や店を見ながら進んでいく。
普段の街歩きでは見ない景色が続きます。
そのあと、手漕ぎボートに乗り換えました。
ここからが、私が想像していた「水上マーケット」です。
舟が近づいてきてその場で買う

手漕ぎボートで進んでいくと、果物や飲み物、食べ物を売る舟が近づいてきます。
両岸にも店があります。
舟の上から舟へ。
あるいは舟から岸のお店へ。
声をかけて、その場で買う。
こういうのは楽しい。
ただ、値段はかなり観光地価格でした。
市内で見かけるものより高い。
まあ、ここは水上マーケットです。
安く買うというより、舟に揺られながら売り買いする、このやり取りそのものを楽しむ場所なのだろうと思いながら見ていました。
そんなとき、一緒のツアーだった2人組のおじさんがビールを買いました。
2人なのになぜかビールは3本
おじさんたちは2人です。
当然、ビールも2本。
と思っていたら、売っていたおばさんが身ぶり手ぶりで何か言っています。
どうやら、
「船頭さんにも一本あげなよ」
ということらしい。
なるほど。
そこでおじさんたちは、船頭さんの分も入れて3本買いました。
自分たちだけで飲むのではなく、漕いでくれている人にも一本。
なんだかいい感じです。
ただ、見ていて一つ気になりました。
おじさんたち、値段を聞いていません。
そのまま3本受け取っています。
私は前日にコンビニでシンハービールを買っていたので、だいたいの値段を知っていました。
いくらだったんだろう。
気になって、つい聞いてみました。
値段を聞いたら1本200バーツだった

答えは、
1本200バーツ。
3本で600バーツ。
え。
200バーツ?
前日にコンビニで買ったシンハービールは、たしか40バーツくらいでした。
5倍です。
思わず、
「本当に600バーツ払ったんですか?」
と聞いてしまいました。
すると、おじさんたちもそこで初めて、
「あれ、高かった?」
という顔をします。
いや。
高いです。
少なくとも私は200バーツなら買いません。
40バーツくらいで買えると知っていたら、
「じゃあ、いいです」
となります。
そのへんは、わりとシビアです。
200バーツはビール代だけだったのか

ただ、あとになって少し考えました。
コンビニで40バーツで買って、ホテルの部屋で飲むビール。
水上マーケットの舟の上で、売り子のおばさんから受け取り、船頭さんにも一本渡して飲むビール。
ビールそのものは同じです。
でも、飲んでいる場所は違う。
買い方も違う。
周りには舟が行き交い、水の上ではあちこちで声が飛び交っています。
おばさんからビールを受け取り、船頭さんにも一本渡し、そのまま舟に揺られて飲む。
200バーツの中には、そんな時間も入っていたのかもしれません。
だからといって、私は200バーツでは買いません。
そこは変わらない。
でも、おじさんたちにとっては、それでもよかったのでしょう。
船頭さんにも一本渡して、舟に揺られながら飲んでいる。
そのビールは、ちょっとおいしそうに見えました。
私はたぶん、次に行っても最初に聞きます。
「いくら?」
そして200バーツと言われたら、やっぱり買わないと思います。
でも、その横で誰かが楽しそうに飲んでいたら、
それはそれでいいな、と眺めている気がします。
※この記事は2018年12月のバンコク旅行を振り返ったものです。記載している価格や現地の状況は当時のものです。

